一般的には、転職活動は在職中に行いましょうと言われがちです。しかし、それは個々のケースによって異なります。
確かに退職後に3か月以上のブランクが空いてしまうと、書類の時点で引っかかってしまったり、面接の時点で懸念材料として突っ込まれる可能性もあります。（私は面接時に突っ込まれたことがあります）
そういった観点から考えると、確かに退職後の転職活動は不利に見られがちです。しかし、これもまた個々の状況によって違ってくるので、必ずしも退職後の転職活動が不利になるわけではありません。
そこで、この記事では退職後の転職活動を有利にしていくポイントをまとめていきます！この記事をお読み頂くことで、退職してしまった方も安心して転職活動を進めて行けるようになりましたら幸いです。
たかのり
人材紹介会社について、下の記事にて取り上げています。あなたの人生を変えるきっかけになるかも？！ぜひご覧ください！
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たかのり
【転職活動】実は退職後のほうが有利な理由④選！
退職後の転職活動は、転職活動に使える時間がたっぷりあります。1日に複数の面接を入れることも可能ですし、情報収集や応募書類に避ける時間も充分にあります。
そのような理由から、集中して取り組むことができます。以下、退職後に転職活動を行う4つのメリットになります。
➀将来設計など、今後について見直しをする時間が増える
転職の目的は、各々の事情によって異なります。このブログを読んでいるあなたの場合は、職場環境や人間関係が悪いと思われますので、そういった外的要因を転職する事で解決させる必要があります。
早く内定が出たからといって、焦って転職をしたとしても、自分にとって興味のない業界や職種に転職をしたとしても「心ここにあらず」といった状態で、あなた自身にとっても周りの方にとってもお互いにとって有益ではありません。
そうならない為にも、転職活動のプロである人材紹介会社に相談する事はひとつの手段です！
②スケジュール調整に融通が利く
在職中の転職活動とは異なり、いつでも動ける体制が整っているので面接の日程調整もしやすいはず。また、内定が出た後の入社日についても、既に退職しているので引継ぎなども必要ないので、転職先企業の都合に合わせる事ができる点は大きいと考えます！
③転職活動のみに専念できるので、精神的にも楽
転職活動は書類や面接対策や志望先企業の選定など、結構やることがあります。その為、在職中だと日々の業務を優先しないといけないことも多い為、どうしても後手後手になってしまいがちですし、同時進行で日々の業務も転職活動を進めて行かなければならないので、精神的にも肉体的にも疲れます。
ですから、身軽である離職中のほうが、転職活動のみに注力できるので負担が少ないと言えます！
④志望先企業の選定や自己分析などの見直しなどに時間がかけられる
在職中だと限られた時間の中で行動しなければいけないので、離職中と比べると対策のために時間をかけるのが難しい事もあります。離職中であれば、時間をかけて行動に移す事ができるので、逆に焦らなくてもよいしその結果ミスマッチを防ぐ事にも繋がるのではないかと考えます。
参考記事
他サイトの記事でも、退職後の転職活動についてご一読いただけると参考になる記事がありました。
併せてお読みください。
退職後に転職活動を行うデメリット④選
退職後の転職活動は、集中して転職活動に取り組むことが出来ますが、その一方でデメリットもあります。退職後に転職活動を行うデメリットについて、順にみていきましょう。
経済的に不安定
退職後は収入が途切れた状態での活動になりますので、経済的に不安定になります。
自己都合の退職では失業保険の受取までに、従来は3か月の待機期間が必要になりましたが、2023年度に会社都合退職と同じく、待機期間が7日間で失業保険が支給になるようなので、その点ではデメリットではなくなったかもしれません。
アルバイトをしながら転職活動をする手もありますが、転職活動の選考の状況によって、いつ面接の予定を組めるのかは流動的になります。
アルバイトとの時間調整が難しくなるでしょう。アルバイトに時間を取られて、転職活動がおろそかになっては本末転倒です。
転職活動が順調にいったとしても、転職活動を開始してから、入社までに2か月程度かかることも多いです。転職活動資金は、退職前に用意しておきましょう。
ブランク期間が長期化する恐れ
退職後の転職活動は、短期集中が望ましいです。仮に貯金には余裕があったとしても、ブランク期間が長期化すると、転職活動に不利になり、ますます長期化するという悪循環に陥る可能性もあるからです。
働いていない期間が長引くと企業側は、
- 「求職者が働く気が本当にあるのだろうか」
- 「ビジネス感覚が鈍って、即戦力にならないのでは？」
などと懸念します。
また、退職後の転職活動という、リスクのある行動をとるということは、「計画性のない人材なのではないか」「他の企業で採用されない理由が何かあるのではないか？」といった心配も出てきます。
同じような条件の求職者がいた場合、ブランクが空いているだけで不利に働く可能性があるので注意しましょう。
長期化の焦りから妥協する恐れがある
退職後の転職活動は、3か月程度で終了することが理想です。長くても半年をめどに、それより長引くと、ブランクが長期化している印象を与え、不利になることがあります。
ブランクの長期化を恐れて、転職先の優先順位が「やりたいことが実現できる会社」ではなく、「内定が出る会社」となってしまいかねません。
ブランクの長期化への焦りから、転職先を妥協するようでは、転職活動の成功とは言い難いです。妥協して転職した先は、退職した前職よりも条件が劣る場合もあります。
在職中であれば、いったん転職活動を見送ることも出来ますが、退職後はそうはいきません。
精神的な負担が大きい
無職の状態で転職活動をしていると、不採用が続いた際に自信を喪失しがちです。在職中であれば、不採用だとしても、「双方が選ぶ立場にあるのだ」という心の余裕が生まれます。無職で無収入の状態で不採用が続くと、社会に必要とされていないような感覚に陥ることもあります。
また、転職活動期間が3カ月以上に及んでくると、貯金も100万円単位で減少することになります。退職後の転職活動は、経済的にも追い込まれるので、在職中の転職活動よりも精神的負担が大きくなりがちです。
転職目的ですら、揺らいでしまうかもしれません。退職後の転職活動は、精神的な負荷が大きいのがリスクであると覚えておきましょう。
たかのり
私も、在職中と離職後の転職活動の経験がありますが、離職後の転職活動は長期化すれば不安と焦りに襲われますし、実際に貯金も100万円近く減りましたのでシャレになりませんでした・・・
できることなら、余程の理由がない限りは在職中に行う事をおススメします！
退職後に転職活動を行っても良いパターン③選
退職後の転職活動のデメリットについては、おわかり頂けたと思います。次に、退職後に転職活動を行っても良いパターンについて解説していきます。
➀心身ともに限界の場合
過重労働やパワハラなど、ストレスで心身ともに限界の場合には、まずは休むことを優先してください。退職をして、休養期間をつくりましょう。
疲れ切った状態では、転職活動に集中できませんし、冷静な判断も難しいでしょう。活き活きしていない状態であることは、面接官にも伝わりますので、よい結果につなげるのも難しいのです。焦る気持ちもあると思いますが、無理をしないのが得策です。
本当に限界まで来てしまうと、精神疾患を発症するなどして、長期に渡り社会生活からの離脱を余儀なくされることもあります。長い目で見た転職活動の成功を考えましょう。
②現職での仕事に追われて転職活動の時間を捻出できない場合
激務で転職活動をする時間がない場合は、退職をしてから転職活動をしましょう。
何とか在職中に転職活動をしようとして、情報収集など準備不足で面接に挑んでも、成功はしないでしょう。心身に負担が増えるだけで、結果がついてこないという悪循環になります。
それに、平日の営業時間内にしか採用活動をしていない企業には、面接に日程なども組めないので、選択肢の幅も狭まってしまいます。退職をして、転職活動に専念できる環境を整えてから、短期集中で転職活動を進めた方が、良い結果につながる可能性が高まります。
③転職先がすぐに決まる自信がある場合
転職先がすぐに決まる自信がある人は、退職してから転職活動をしてもリスクが少ないでしょう。現職の退職時期や内定先の入社時期の調整なども不要となり、むしろスムーズに事が運びます。
転職先にアピールできるスキルや実績、転職に有利な国家資格を保持している場合など、転職市場における市場価値の高い方は退職後の転職活動でも心配はないでしょう。人手不足な業界に転職を考えている人も、短期で転職先が決まる可能性が高いといえます。
ただし、いくら市場価値が高いといっても、情報収集や面接対策は入念に行ってください。入社後のギャップに後悔することがないよう、万全な備えをしましょう。
退職後のブランク期間は転職活動に不利と考えられる3つの根拠
退職後のブランク期間は、転職活動に不利になることが多いです。平均的な転職活動期間や、ブランクが長期化した場合の企業側の視点を解説していきます。
➀転職活動に要する期間は 3 か月程度
一般的に転職活動の平均期間は、3か月程度と言われています。希望条件や業界にもよりますが、半年以上かかるとブランク期間が長期化している印象を与えてしまいます。
転職活動は3か月程度で終わらせるのが理想ですので、複数の企業へ応募し、同時並行で進めていくのがよいでしょう。
それには、情報収集など以下の各ステップにかかる工数を想定し、計画的に転職活動を進めていく必要があります。
- 事前準備
- 書類作成
- 応募
- 面接
複数の企業から内定が出て、比較検討する場合にも、決断までに与えられる猶予期間は限られています。ある程度同じステップを同時期に進められると、判断がしやすいです。
転職活動を短期間で効率よく進めるには、計画性が大事だということを意識しておきましょう。
②ブランクの長期化で企業が懸念する点
ブランクが長期化すると企業側は求職者の就業意欲や他社で不採用になった理由、こだわりの強さなどを気にかけます。
- 「真剣に転職活動を進めていないから、ブランクが長期化しているのではないか」
- 「採用しても即戦力になるのだろうか」
といったことを気にかけているのです。
また、求職者が積極的に転職活動をしていても、「不採用になる何か特別な理由があるのではないか」と懸念することや、「こだわりが強く柔軟性に欠ける人材かもしれない。採用しても自社で扱いにくいのではないか」と心配をすることもあります。
ブランクが長期化した場合には、その理由を面接で聞かれることもありますので、それらの懸念事項を払拭できる回答を用意しておきましょう。
③ブランクが長期化する懸念
企業側にとって、求職者の長いブランクは懸念事項になるのは事実ですが、必ずしもブランクが採用に不利になるわけではありません。納得できる理由があれば理解されますし、理由によってはプラスの評価につながることもあります。
たとえば、ブランクが病気やケガなどの療養期間であった場合には理解されやすいでしょう。病気が完治していない場合にも、業務には支障がない状態であれば、候補者として検討してもらえるはずです。
資格の取得やキャリアアップのための学習期間に充てていたのであれば、プラスの評価につながることもあります。
予想外に転職活動が難航し、ブランクが長期化してしまいそうな場合には、資格の勉強などアピールできる活動を始めておくのもひとつの手です。
また、正直に転職活動が長引いていることを伝えて、誠実さをアピールするのもよいと思います。その際は、自分のキャリアを真剣に考えていることや、長く勤められる職場を探していることなどを説明できるとよいでしょう。
いずれにせよ、ブランクが長期化してしまった場合は、その理由の説明と転職後にどのような貢献や価値提供が出来るのかを伝える準備をしておいてください。ブランクがあっても採用する価値がある人材であることをアピールすることが大切です。
退職後の転職活動の為に準備する②つのポイント
退職後の転職活動は、短期集中で結果を出すことが望ましいです。それには、在職中の準備が重要なのです。次に、在職中に進めておきたい転職準備について紹介します。退職後の転職活動を考えている人は、ぜひ参考にしてみてください。
➀転職先に求める条件を決める
まず、転職先に求める条件を整理しておきましょう。これを明確にしておかないと、転職活動の成功は難しいです。転職先が現職よりも条件ダウンとなってしまっては、転職をした意味がなくなってしまいます。
転職でかなえたいことを軸に、譲れない条件、譲歩しても構わないが出来れば望みたい条件、など優先順位をしっかりと決めておきましょう。
現職での不満や叶わなかったことなども洗い出しておくと、譲れない条件が明確になります。
②転職活動のスケジュールを考えて行動する
先にもお伝えしました通り、転職活動は計画性も大事です。退職してから計画を練ったり、迷ったりしているとあっという間に1週間、2週間と経ってしまいます。
繰り返しになりますが、退職後、3か月を目安に転職が出来ることが理想です。その理想をかなえるためには、どのくらいのスケジュールで動けばいいのか、事前に計画をしておきましょう。目標とする入社日を決め、そこから逆算してスケジュールを立てるとよいです。
退職後の転職活動に不安を感じた場合の行動②選
退職後の転職活動は、スムーズに転職先が決まらないと精神的な負担が大きいものです。自信を失ったり、不安にかられたりすることもあるでしょう。
ネガティブな感情に支配されたまま、転職活動をしてもうまくいきません。面接で委縮してしまって、思うように志望動機や自己PRが出来ずに終わるでしょう。
そうするとまた、自信喪失や自己嫌悪になるという悪循環にも陥ってしまいます。そうならないように、次のような対策をしましょう。
➀不安な気持ちを誰かに話す
転職活動がうまくいかず、不安になったときにはまず、その気持ちを誰かに話してみましょう。1人で抱えこんでいても、不安が膨らむだけです。
個人的な経験上、世代間のギャップや経験値の違いなどから的外れの意見をされる可能性があるので、友人や家族に話をするよりもプロに話をするのが望ましいです。
無料でも、公的機関での相談窓口がありますので、そのようなサービスを利用するのもひとつの手段です。
②転職支援のサービスを活用する
転職活動に不安を感じたら、転職支援のサービスを活用するのもよいでしょう。自治体の支援窓口で、相談員からアドバイスや求人情報をもらうことが出来ます。
また民間の転職エージェントを活用するのもおすすめです。無料で登録出来て、プロのキャリアカウンセラーからアドバイスがもらえます。転職エージェントでは、転職サイトに出ていない求人も紹介してくれますので、選択肢が広がります。
さらには、応募書類の添削や面接対策などのサポートもありますので、改善点を洗い出し、次の採用活動に磨きをかけることが出来ます。転職活動に行き詰ったときは、プロの手を借りるのが成功への近道といえるでしょう。
詳しくは、下記にリンクを貼っていますのでぜひお読みください！
転職支援サービスに関連する内容は、別の記事でも取り上げています。これを機にぜひご覧ください。
たかのり
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退職後の転職活動を成功させる⑤つのポイント
➀期限を決めて短期集中で決着をつけることを意識する
転職活動は、期限を決めないと長期化するリスクがあります。また、活動が長引くことで職歴のブランクも空きますので、転職先企業からは「活動が長引いていて転職が決まらないのは何か理由があるのか？」と疑念を抱かれる可能性もあります。
ですから、長くても「3か月以内に転職する」という感じでゴールを決めて、そこから逆算してスケジュールを組み立てるようにしましょう！
②転職する目的をはっきりさせる
転職をする目的を明確にしないと、次に転職した会社でも同じようなことで悩む可能性があります。このブログを読んでいるあなたの場合だと、パワハラや職場の人間関係に悩んでいるという状況だと思います。
ですから、次に転職する場合は、例えば「風通しが良さそうな社風」や「上下関係に厳しくない」といったところに重点を置いて活動していくことで、今抱えている問題を解決できる可能性があります！
③転職先企業の情報収集をする
当然ながら転職先企業にやみくもに応募しても、志望動機や退職理由などが整理されたうえで面接に臨んでいかないと、ありきたりなことしか話せない状況になるので、面接官の方の心象もよくありません。
ですから、応募先企業の情報は事前に入手したうえで、特に以下2つのポイントは事前にまとめておきましょう！
- あなたがこれまで経験してきた事で、転職先でも活かしていけそうなポイントは何か？
- 将来的にはどうなることで業績に貢献していけるのか？
④選択肢は複数もつこと！
在職中の転職活動では、日々の仕事もありますから複数社の応募は難しいと思います。しかし、退職後の場合であれば、複数の会社の面接も同時進行で進める事ができます！
そうすることで効率的に面接を進める事ができるうえに、精神的にも心の安定を図ることができます！もし、1社ずつの応募だと効率が悪く、最終面接まで進んだけど残念ながらご縁がなかった場合は、イチからリセットとなるのでそういった意味でも持ち駒は複数持ちながら動くことをおすすめします！
⑤転職エージェントを有効活用する
実は転職エージェントを活用したほうが、転職サイトには掲載されていない案件を紹介してもらえることが多いうえに、その他「非公開求人」という表には出ないようなレアな求人を紹介してもらえることも！
その他、履歴書や職務経歴書の添削や模擬面接などもサポートしてもらえるので、あなたにとって心強いパートナーになってくれます！
とはいえ、転職エージェントもビジネスでやっているので、100％あなたの思いどおりに動いてくれるわけではありません。それでも、個人では知る事のない企業の情報（募集背景や内情など）を持っていることもあります。
また、収益は「成果報酬型」であり、個人ではなく企業に請求するというビジネスモデルになっているので、登録者の方に料金を請求する事はありません。無料でサービスを利用できますので、気軽に活用されてみてはいかがでしょうか？
