この記事は、クラウドワークスで募集した「ハラスメント体験談」の記事を書いてくださったタカシさん(30代男性)の記事です。
彼の簡単なプロフィールを紹介します。
- 年齢: 32歳
- 性別: 男性
- 居住地: 首都圏の都市部
- 職業: 不動産エージェント(現在はフリーランス/完全歩合制)
- 家族構成: 妻と2人の小さな子供
- 経歴:
大学卒業後、収入の可能性に惹かれて未経験から不動産業界に飛び込む
3社の異なるタイプの不動産会社で働いた経験を持つ
現在は知人の不動産会社を手伝いながら、独立性の高い働き方を選択
不動産業界で7年働いて分かったこと
はじめまして!タカシです。
不動産業界に足を踏み入れてから早7年。
色々あったけど今日はその経験を赤裸々に話してみようと思います。
世間の不動産会社のイメージってどう?
不動産会社って聞いて何を思い浮かべますか?多分こんな感じですよね。
- バカ稼ぎできる!
- 客をゴリ押しで契約させる
- 完全ブラック企業
まあ、こういう印象を持ってる人が多いのは仕方ないです。
俺自身、未経験で業界に入ろうと思ったのも「稼げる」って単純な理由でしたし。
求人見たら派手なこと書いてあったからです。
- ガッツリ稼いでバンバン遊ぼう!月収100万円以上!
- 年一回の社員旅行は毎回海外!仲間と最高の思い出を!
正直、これ見たら「やるしかねぇ!」って思いますよね。
そんなわけで、この7年間で3社渡り歩いて、業界の光と影の両方を見てきました。
これから不動産の仕事を考えてる人の参考になれば嬉しいです。
1社目:マジでキツかった
最初に入ったのは有名フランチャイズの不動産売買専門の会社。
給料は基本給20万+歩合で、1件契約すれば平均20〜30万くらいもらえる仕組みでした。
入社初日、社員は10人くらいで、俺含めて同期が4人いました。
まず最初にやらされたのは掃除。
その後、全員で丸くなって朝礼。
朝礼でビビったのが、みんなの叫び方です。
「今月3本契約取ります!!」みたいな絶叫が飛び交う完全体育会系。
後から聞いたら、俺が入る前はもっとヤバくて、怒鳴り声と一緒に灰皿が飛んでたらしいです。
マジかよって感じでした。
社内の裏側
仕事に慣れてくると、実態が見えてきました。
毎日の仕事は物件を覚えてSUUMOとかHOME’Sに掲載する写真撮りと入力作業。
新人は初めての契約が取れるまでお客さんからの問い合わせをもらえません。
だから自分で集客しろって。
上司の言葉が今でも耳に残っています。
「昼間は会社の仕事!自分の集客は夜やれ!ポスティングとステ看だ!」
このステ看ってのが電柱に貼る紙の看板。
これが違法なんですよね…
「現行犯以外は大丈夫!警察に捕まったら会社名は絶対言うな!」ってさ。
今思えば頭おかしいです。
なんでだか知らないけど、俺は会社の仕事が終わる夜10時過ぎから深夜2〜4時までポスティングとステ看に明け暮れてました。
まじで不審者そのもの。
今思い出しても「何やってたんだろ」って感じです。
無茶苦茶なパワハラ環境
4ヶ月目でようやく初契約が取れた頃には、同期は全員消えてました。
その頃には新人が入ってきて社員15人くらいになってて、気づいたら俺が中堅扱いになってました。
毎日の空気が悪すぎました。こんな言葉が飛び交ってました・・・
「お前今月まだ契約ないのか!?その客今すぐ呼べ!今月会社の売上足りねぇんだよ!今月契約取れないならその客いらねぇ!」
こういうのが日常茶飯事。
もちろん客の前ではみんなニコニコです。
でも意外と稼げたのも事実で、年収500万ペースくらい。
他の業種の1年目と比べたらマジで良い方だと思います。
辞めると伝えたときの反応は
「ウチは去るもの追わないから、今すぐデスク片付けて出てけ。じゃーな!」でした。
求人で見た「月収100万!」ってのは嘘じゃなくて、トップ営業で年収1,500万くらいいました。
でもそれは社長のお気に入りで、顧客もたくさんもらって、毎日怒鳴られても平気な特殊な人間じゃないと無理だったと思います。
2社目:また地雷踏んじまった
1社目の会社は結構売上良くて、業界内での評判もまあまあだったから、紹介で次の会社に入れました。
今度は不動産売買専門で社員100人くらいの地元では名の知れた会社。
仕事内容はほぼ同じだけど、少なくとも怒鳴る上司はいませんでした。
基本給は15万+歩合で、歩合率が低くて1件売っても前の会社の半分くらいしかもらえす・・・
でもまあ、職場環境が良ければOKかなと思いました。
入社してから「3ヶ月は試用期間だから社会保険も後からね」って言われました。
名刺も試用期間後に発注するからって、手書きで名前を書く名刺を渡されました。
理由は「だって新人っていつ辞めるかわかんないじゃん」だってさ。
前の会社と同じニオイがプンプンしてきました。
過剰な飲み会文化
怒鳴られることはなかったけど、この会社はとにかく飲み会が多かったです。断っても週1〜2回は参加しないといけませんでした。
飲み会自体は好きな方だけど、ここのは酒癖が悪すぎました。
強制一気飲みコールが続くホストみたいなチャラ男揃いの会社で、マジで地獄でした。
俺の歓迎会も開いてくれたけど、強制一気飲みでつぶれた俺をみんなで脱がして、ワイシャツとパンツを引きちぎられて、上着だけ着せられて路上に放置されました。
自分でも引きます。
さらに社長が超が付くほどの女好きで、まだ潰れてない奴らはキャバクラ二次会に連行。
社長がいるのに割り勘っていう…給料15万でそんな無理です。
紹介で入ったこともあって8ヶ月くらいは頑張ったけど、最後は耐えきれず辞めました。
年収300万ペースだったけど、正直その環境じゃ安すぎだったと思います。
2社連続でこれだと「不動産会社ってみんなこんな感じなのか?」って思いましたよね。
3社目:ようやく良い会社に出会えた
次は不動産の仕事の流れを理解してたから、思い切って基本給ナシ・出勤義務ナシの完全歩合制にチャレンジすることにしました。
3社目も紹介で入った地元の小さな10人弱の会社。
フルコミ営業だから指示や怒鳴られることもなし。
ガソリン代や経費は全部自腹で、基本的に集客も自分でやります。
だけど1件売れば100万円前後もらえます。
この会社は珍しくネット広告費を少し出してくれて、問い合わせも全部俺のところに回してくれたから、コンスタントに契約が取れました。
社長のワンマン会社だったけど、社員たちを見てると程よく厳しくて、やる気が出る環境でした。
「ようやくまともな会社に出会えた…」って感じましたよ。
規模は小さいけど、トップ営業で年収5,000万の人がいました。
今まで俺が働いた会社は一般のマンションや一戸建ての仲介がメインだったけど、この会社は億単位の事業用物件を扱う会社で、物件価格が高いから歩合も多かったです。
「社員になりませんか?」って誘われて、1年ほど正社員で働いて、知人が独立するのを機に辞めました。
約4年弱お世話になって、今でも稼げるいい会社だったと思います。
結論:不動産業界は全部がブラックじゃない
そんな感じで不動産業界3社を経験して、今も不動産営業を続けています。
知人の会社を手伝ってる感じです。今もフルコミッションだから、自分の力で稼がないとマジでヤバいです。
俺は最初の2社で正社員は懲り懲りでした。
フルコミは自腹で経費がかかるし、契約がなければ給料ゼロの月もあるから不安定です。
でも人間関係や職場のストレスが全くないのが最高。
自分が頑張った分だけ収入が増えます。
仕事の流れさえ分かれば、フルコミという選択肢もアリだと思います。
不動産会社で働くことについては、俺の3社目みたいに正社員でも働きやすくて稼げる会社は確実にあります。
有名どころか地元の無名会社かは関係ないです。
大手不動産は顧客数も多くて契約書類とか細かいから、知識や接客スキルは身につくと思います。
でも会社が有名かどうかは関係なく、不動産業界が全部ブラックってわけじゃないです。
ちゃんと社員想いの会社はあるんです。
不動産業界と一言で言っても色々あります。
- 賃貸仲介
- 賃貸管理
- 売買仲介
- 仕入れ
- 買取再販
- 新築マンション
- ハウスメーカー
- 投資用専門
- 開発事業
興味ある人は、まずは求人サイト見てみるといいです。
給料や福利厚生、社員の雰囲気とか、自分のライフスタイルに合いそうな会社を探すのが大事です。
俺は求人サイトで1社目応募して外しちゃったけど、今となっては良い経験だったと思います。
自力で稼ぐ術を学んだしな。
不動産の仕事は「衣食住」の「住」を助ける、人の人生を決める大事な仕事だと思います。
不動産を買いに来る客は本気だから、こっちも本気で向き合わないとダメです。
法律や税金の知識も必要になるし、営業を通して人とのコミュニケーション力も磨かれます。
まぁ7年以上やってる俺も相変わらず口下手ですけどね。
その分誠実さと親身さで勝負しています。だから人と話すのが苦手でも大丈夫だと思います。
何より不動産業界は扱う金額が大きいから、成果出せば稼げる世界です。
家が好きな人、内装やインテリアが好きな人、人と話すのが好きな人、とにかくガッツリ稼ぎたい人はぜひ働いてみて欲しいです。
「○○さんで良かった。ありがとう」ってたくさんもらえる仕事ですよ。
たかのりの感想
たかのり
不動産業界に勤めていた友人の話も、大げさじゃなかったんだ!と確信しました。
タカシさんの不動産業界での7年間の経験が非常にリアルに描かれていました。
特に、最初の2社でのパワハラやブラック企業体質の描写が生々しく、業界の厳しい一面を垣間見ることができます。
私も、友人に不動産業界に勤めていた人がいて、生々しい話をたくさん聞いていたので妙に共感できる点がありました(笑)
友人は2社目の社長さんのように、キャバクラ通いが好きだったようで、その友人から電話がかかってきて
友人T
「おい、キャバ行くぞキャバ」
と言われた時には引きました(笑)
染まり過ぎやろ!と。
脱線しましたm(__)m
その一方で、3社目での良い経験や、完全歩合制の働き方の利点についても語られており、不動産業界が一概に「ブラック」とは言えないことが伝わってくるかなと。
著者自身の成長や、困難を乗り越えてきた経験が説得力を持ち、業界志望者への現実的なアドバイスになっています。
特に「人の人生を決める大事な仕事」という視点や、誠実さを大切にする姿勢に共感。
不動産業界の多様な側面と可能性を、実体験を通して伝える貴重な証言だと感じました!