20代で営業職に就いて社会人経験を数年経た後、何らかの理由で営業職を辞めたいと思う事があるかもしれません。
それは、あなたに適性がなかったのか、それとも仕事内容そのものにネガティブなところを感じてなのかはそれぞれだと思います。
この記事では、営業職を辞めたいと感じているあなたに向けて、その後取るべき行動についてまとめていきます。
営業職を辞めたいと思う理由(ストレス要因)④選
➀ノルマ達成のプレッシャーによるストレス
ノルマ達成のプレッシャーは、営業職におけるストレスの大きな要因の一つと言えます。特に、達成ノルマが厳しく、それが給与や評価に直結している場合、達成できなかったときの精神的な負担は大きいです。
毎月、あるいは四半期ごとに設定された売上目標を達成させるために、理不尽に上司から詰められることもあり、何のために生きてるんだろうと考えさせられることも・・・
会社によっては、ノルマ達成のために敢えて部下を追い詰めるようなマネジメントをする場合も有ります。そのような行為が度を超えたハラスメントであったとしても見て見ぬふりをすることも。
たかのり
管理職として、檄を飛ばす事があるとしても、自分のストレス発散の為に部下に八つ当たりする上司もいるので、そんな環境で働くことに嫌気がさす、なんてこともあり得ます・・・
②成果が出にくい状況
さらに、成果が出にくい商品やサービスを担当している場合、その状況自体が営業職を辞めたいと考えるきっかけになり得ます。
一生懸命やっても成果が出ない、または成果が出るまでに時間がかかる商品やサービスは、売上目標の達成が難しいこともあり、その結果自己評価や自己肯定感を下がることに繋がります。
また、競争が激しい市場での営業活動は、必ずしも自分の努力が成果に結びつくわけではないため、不確実性や不安感を引き起こすことがあります。
競合他社との競争により成果が出づらい、あるいは達成目標が高すぎて常にプレッシャーに感じる場合、営業職を続けることに疑問を感じてしまうかもしれません。
たかのり
個人的な経験では、リーマンショック時に成果を上げるのが厳しい中、会社や上司が理不尽に追い詰めてきたことがあり、めちゃくちゃ揉めたことがあります(苦笑)
理不尽に詰めてくる上司に対して、「お前も詰めてばかりいないでやれよ!」と意見したことも・・・
③新規開拓やテレアポに疲れた
営業職の離職率が高い理由の中に、新規開拓やテレアポをやらされるからと考える人は少なくないはず。
自分の担当エリアの市場を知る意味で、敢えて飛び込み営業やテレアポをするのは意味があるかもしれません。
しかし、明らかに見込み客ではなさそうな企業にアプローチをさせられる場合、無駄にクレームを作ってしまうリスクもあり、自身も嫌な気持ちを引きずる可能性があります。
④人間関係のストレス(社内外含む)
人間関係のストレスも大きい職種と言えます。お客さんとの関係だけでなく、社内の人間関係や上司との関係など、幅広い人間関係を円滑に保つことが求められます。
そのため、社内と顧客との板挟みに遭ったり、無理難題を要求されるなどの不満が蓄積されたとき、辞めたいと思う気持ちが加速していく可能性は高いです。
たかのり
良くも悪くも、社内営業が上手くないとそれだけで悪い評価を受ける事もあったり、上司や同僚の好き嫌いで足を引っ張られる事もあるので気苦労が絶えないところはありました。
営業職を辞めたいと思わせる会社の特徴⑤選
➀詰められる
厳しいノルマや目標を達成できなかった場合、ノルマを達成できなかった罪悪感のみならず、上司から「なぜ、なぜ、なぜ?」と詰問されたり、例えば会議などで晒し者にされるなどの理由で精神的な負担となるので、営業職を辞めたいと考える要因になります。
②行動量だけを重視
営業活動において、質より量が評価されることがあります。顧客への訪問数や電話の回数など、見える化されやすい行動量だけが評価され、その内容や成果が軽んじられる場合があります。
たかのり
考えるよりも動くような体育会系なタイプの上司だと、行動量にこだわると経験上感じます(苦笑)ザ脳筋とも言えます・・・
更に厄介なことに、この手のタイプは、例えば人が電話で喋っている時でも上から声を被せるなど、部下の行動に対して無頓着なところもあったので厄介でした(苦笑)
③長時間労働が当たり前
営業はお客さんの都合に合わせる必要があり、事務職と比べると長時間労働になりがちかなと感じます。そのため、ワークライフバランスの観点から考えると、なかなか心と身体が休まらないうえに、生産性が上がらないリスクもあります。
日本人の仕事観はおかしい! 私が時代遅れな働き方に見切りをつけた④つの理由
④社員の平均年齢が若い
社員平均年齢が若いということは、経験豊富な先輩が少ない、または離職率が高い可能性があります。もしくは、新興企業のために、若いメンバーしかいないという場合も。
たかのり
web系や人材系の会社は比較的若い年齢層のように思います。しかし、それだけで必ずしも離職率が高いとは言い切れませんし、仮に離職率が高いかもしれませんが、後ろ向きな理由ではなくキャリアアップのために転職を繰り返す人もいるでしょうから一概に言えません。
例えば、リクルート社は数年後に起業するために社員が辞める前提で採用していたりします。そのような会社もあるので離職率が高い=ブラックとは限りません。
⑤若手が管理職になりやすい
若手が急速に昇進することで、経験不足からくるマネジメントの問題や、仕事の負荷が大きくなりすぎる可能性があります。もちろん若手が管理職になっても活躍できる会社もあるので、一概には言えません。
本人の適正次第で若くして管理職になってもうまくやれる人もいれば、プレッシャーを感じて上手くいかない人もいるという感じです。
営業職を辞めたいと思うのは甘えじゃない!あなたが取るべき行動③選
上記で取り上げた理由によって、営業職を辞めたいと思うことは何も甘えではありません!根性論だけで「甘え」と物事を推し量るのは、それは考え方が古いだけです。
自分の適正にあった職探しをしていくことは、あなたにとっても会社にとってもプラスに働く可能性がありますし、自分の売りを見つけていくことが客観視できることにも繋がりますよ!
以下、営業を辞めたいと思ったあなたが取るべき行動③選を解説していきます。
➀営業職を辞めたいと思った理由を整理する
営業職を辞めたいと思った理由は様々で、
- 厳しい目標
- 長時間労働
- 人間関係
- キャリアパス
など様々な要素が絡み合って生じるものでしょう。
その中でも自分が最も重要だと感じている部分は何か、具体的に整理することが大切です。整理することで、自分がどのような状況や環境で働きたいのかを把握することができます。
そして営業職を辞めたいと思った事が一時的な感情の揺らぎなのかどうかを判断できるのではないでしょうか?
②自分が本当にやりたい事を見つける
営業職を辞めたいと感じたとき、それは新たな道を模索するきっかけになります。自分が何に興味があり、何を得意とし、何を実現したいのかを見つけるためには、
- 自己分析を深める
- 情報収集を行う
といった方法でさまざまな可能性を模索することが大切です。
例えば、自己分析のツールを使って自分の強みや弱みを把握したり、異業種のセミナーや講演会に参加して視野を広げるなどのアクションが考えられます。そうすることで、自分だけの新しい道が見つかるかもしれません。
③転職エージェントに相談する
転職エージェントは、リクナビやマイナビといった求人サイトに掲載されていないような「非公開求人」を扱っているだけでなく、あなたが今転職すべきかどうかについても相談に乗ってもらえます。
また、仮に転職活動を行う場合でも在職中から活動できるようにあなたをサポートしてくれることも!また、転職エージェントに登録したからといって必ず転職しなければいけないわけでもありませんので、判断材料を得るために登録するというのも良いのではないでしょうか?
下記にてリンクを貼っているマイナビエージェントは、ピンポイントで求人を紹介してもらえるので、在職しながら無理なく活動を行いやすい点が魅力。
web上の登録は10分ほどでできますし、今のご時世対面ではなくオンラインでの面談も対応していますので、来社する必要性がありません。
あなたの現職の悩みをカウンセラーに相談する事で、もしかすると現職に留まる結論になるかもしれませんし、逆に転職したい気持ちが強まる可能性もあります。
これまであなたが考えなかった営業職以外の職種に出会える可能性もありますので、まずは動いてみないとわかりません!
また、会社の強みとして以下の特徴があります。
- 20代の転職に強い
- 2023年度オリコン顧客満足度総合1位
マイナビエージェントは、下記のリンク先から登録できます。情報収集の第一歩としてぜひ登録しませんか?
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営業職の辞め時はいつ
➀第二新卒~20代後半
転職しやすい年代は20代(特に25歳くらいまで)なので、将来の事を考えた時に一度立ち止まることもあるかもしれません。
営業職に従事する事が天職であると感じるならば、もしかしたらキャリアアップするためにより良い条件を求めて転職や起業する事があるかもしれません。
一方で、残念ながら営業職に対して、様々な理由からキャリアチェンジしたいと考える年代もこの年代だと言えます。
30代を過ぎるとリーダー経験やマネジメント経験を求められるようになってくるので、動くのであれば早い時期が良いとも言えます。
まずは、転職エージェントに登録して実際に転職活動を行うべきなのかどうかを相談してみてはいかがでしょうか?
②あなたが精神的に限界を感じた時
- 厳しいノルマ
- 上司からの詰めなどによるプレッシャー
- 報われない状況
といった背景が積み重なって、あなたの精神が壊れてしまうほどの状況に陥るのであれば、それは辞め時なのかもしれません。
たかのり
私自身、会社から理不尽なパワハラを受けた後、会社に相談してもうやむやにされたことが「辞め時だ」と感じた時でした(苦笑)
③会社の悪評を聞いた時や体感したとき
私の経験上、以下の内容を耳にしたり体感したため、会社を辞めたいと思うようになったことがあります。
- 上司が不倫→うやむやにしている
- パワハラより命を絶とうとした社員がいた
- 都合の悪い事は隠ぺいする
- 仕事をしない上司
自分が働いている会社で、よからぬ動きがある事がわかると、そんな環境で働く気持ちにはなれませんでした。それどころか、「ふざけるな!」という激しい怒りの気持ちに襲われたことも。
そんなことがあれば、その会社の提供するサービスにも不信感を抱くようになり、お客さんに対して自信を持って提案できなくなります。
営業職を辞めたいと考えている人の転職先の探しかた
転職活動をするならば、以下3通りの方法が一般的かなと経験から思います。
- 人材紹介会社
- 転職サイト(リクナビ、マイナビ等)
- ハローワーク
そこで、上記3種類の転職方法について表にしてまとめました。下記表については、個人の主観によるものであることを予めご理解ください。
人材紹介会社 | 転職サイト | ハローワーク | |
求人数 | ◯ | ◎ | △ |
求人の質 | ◎ | ◯ | △ |
非公開求人 | ◎ | ー | ー |
サポートの質 | ◎ | なし | △ |
負担の度合い | 応募先企業の選定や面接対策などの支援が心強い。 | すべて自分で調べて応募するので手間がかかる | すべて自分で調べて応募するので手間がかかる |
人材紹介会社には、登録者の方ひとりにつき専属のエージェントが担当となって、マンツーマンで転職活動の成功に向けてサポートしてくれます。
なによりも、ひとりで転職活動を進めていくよりも心強いですし、応募先企業へのやりとりは担当のエージェントが進めてくれるので、転職サイトやハローワークを利用するよりもテンポの良さを体感しながら転職活動が進められるのが特徴的です!
そのいっぽうで、転職サイトを活用して転職活動を進める場合は、求人企業を探したり応募書類の作成や日程調整など自分でやらばければなりません。
特に、在職中に転職活動をする方であれば、日々の仕事をこなしながらになるのでかなりの負担になります。そんな時、転職エージェントを活用する事でこまごまとしたやりとりなどを代行してもらえるので、精神的な負担も軽減できます!
また、求人の質についても人材紹介会社は成果報酬型のビジネスモデルなので、定期的に費用が発生する転職サイトよりもコストを抑える事ができ、費用が発生しないハローワークの求人とは異なるため、求人先企業の立場であれば良質な人材を、求職者の立場からすると良質な求人を紹介してもらえるというメリットがあります!
営業職を辞めたいと思った時、おすすめの職種
他社の営業職
営業スキルは汎用性が高く、業界や企業を問わず活かすことができます。前職と違う業界での営業活動だとしても、極論商材が違うだけで基本的な事は相通ずるものがあるので、比較的即戦力として活躍しやすいのではないでしょうか?
ITエンジニア
営業職で培ったコミュニケーション能力や顧客理解は、ITエンジニアとしての業務にも活かすことができます。システムを開発するだけでなく、顧客のニーズを理解し、それを形にするというところで過去の経験が活かせるでしょう。
必要なスキルを習得するまでは大変ですが、業界としても活発なので、長期的な視点で活躍できるのではないでしょうか?
事務職
営業職での顧客対応や社内コミュニケーション、企画提案などの経験は、事務職で仕事をするときにも活かしていけます。
また、勤務時間も営業職の時よりは拘束されないので、ワークライフバランスを取りやすい点が魅力です。
営業職を辞めたいと考えているあなたが知っておくべき注意点
転職先に求める条件を明確にする
転職活動において、まず第一に新しい環境で働くうえで求める条件を明確にしましょう!
- どのような業務内容を希望するのか
- 働く環境はどうあるべきか
- 給与や福利厚生の水準は
条件を明らかにすることで、目指す業界や職種をはっきりさせる事ができ、ミスマッチの防止にも繋がります。
できるなら在職中に転職活動を行う
現在の職場で働きつつ転職活動を行うのは大変かもしれませんが、以下のようなメリットがあります。
- 職を失うリスクなく転職先を探せる
- 金銭的な安定性が維持できる
- 精神的に安定しやすい
- 妥協せずに転職活動できる
自己分析と企業研究を行う
自分自身の強み、弱み、得意分野、興味・関心領域を把握するこことで、今後自分のスキルをどの分野で活かしていける事ができるなとといったことがアピールできます。
営業職を辞めたくなったと考えるのは、あなただけじゃありません!
日本労働調査組合が2021年に全国の20~49歳で会社員の男女531名を対象に、「営業職の退職動機に関するアンケート」を実施しました。
その結果、以下のような回答が得られています。
営業職を辞めたくなった理由 | 割合 |
給料が安い | 32.4% |
長時間労働 | 30.1% |
モチベーション維持 | 29.4% |
上司や会社のプレッシャー | 26.7% |
将来が不安 | 26.7% |
成果が上がらない | 23.0% |
営業が苦手 | 22.2% |
商品やサービスに自信が持てない | 21.1% |
休みが休みにならない | 20.7% |
コミュニケーションが苦手 | 20.2% |
上司が嫌い、苦手 | 19.2% |
こうして見て見ると、人間関係が理由のものよりも、職種の特性的な内容が上位を占めているように感じます。
今の時代、会社人間として生きるというよりも、ライフワークバランスを取りたいと考える人も少なくないでしょうし、キャリアチェンジを考えるのであれば早い段階に行動したほうが良いので恥ずかしい事ではありません!
まずは、お試し感覚で転職エージェントに登録しませんか?
あなたが転職するしないは別として、まずは最初の1社に登録してみませんか?
会社によって求人数の多い少ないはありますし、エージェントによっては、一度にたくさんの求人を紹介してくることがあるので、どこに応募するのが良いか判断に迷う事もあります。
下記にてリンクを貼っているマイナビエージェントは、ピンポイントで求人を紹介してもらえるので、在職しながら無理なく活動を行いやすい点が魅力。
web上の登録は10分ほどでできますし、今のご時世対面ではなくオンラインでの面談も対応していますので、来社する必要性がありません。
あなたの現職の悩みをカウンセラーに相談する事で、もしかすると現職に留まる結論になるかもしれませんし、逆に転職したい気持ちが強まる可能性もあります。
これまであなたが考えなかった営業職以外の職種に出会える可能性もありますので、まずは動いてみないとわかりません!
また、会社の強みとして以下の特徴があります。
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また、自身の経験からも言えるのですが、3社ほど登録しながら比較検討すると、以下の面でメリットがあるのでおススメです。
- 良い求人と巡り会える可能性が広がる
- 担当エージェントとの相性を判断する
他の転職エージェントについてまとめた記事について、下記にリンクを貼っていますので併せてお読みください!
たかのり
マイナビエージェントを含むその他おススメの人材紹介会社について、下の記事にて取り上げています。あなたの人生を変えるきっかけになるかも?!併せてお読みください!
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今の時代大学や専門学校などに行くのが当たり前になったのと同じように、20代で転職活動する事が一般的になってきているんです!
1社だけで人生を終えるという考えが必ずしも悪いわけではありませんが、特にコロナ禍を経たことでより一層やりがい、人、環境を求める時代や考え方にシフトしてきています!
チャンスを掴む人は行動を起こした人だけですので、まず動いてみてから最終的な決断をしてみませんか?